【黒部立山アルペンルート】
その一
2009年9月、黒部立山アルペンルートを約30年振りに訪れました。
今回は黒部→立山の順に進みましたが、2日間とも雨天または曇天でしたので、素晴らしい景色をカメラに収める事は叶いませんでした。
もっとも、このルートについてはWeb上で沢山紹介されていますので、ここでは隧道と、飛騨変成帯、立山火山の岩石を視点にした記事を紹介することにします。
@ 管理人の記憶にあった昭和の香り漂う黒部峡谷鉄道宇奈月駅はそこに無く、目に写ったのは平成4年4月に完成した新宇奈月駅駅舎でした。 17年も経っているのでもう「新」ではないか・・・。 富山地方鉄道の宇奈月温泉駅も昭和57年8月に現駅舎が完成との事ですから、こちらも新しい駅舎に変わっていることになります。 何気なく停車中の電車は見ると、そこにはあったのは見紛うことのない、西武鉄道のレッドアロー号ではありませんか。 |
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A 新宇奈月を発車して直ぐにトロッコ列車は黒部川右岸へ渡ります。 右岸、左岸は普通、上流から下流を見て右左です。 室井滋さんの音声ガイドに依れば、下流側に掛かる山彦橋は、今渡っている新山彦橋に換わるまで軌道橋であったとのこと。 新山彦橋の完成は昭和61年9月とのことですから、33年前に乗ったトロッコ列車が渡ったのは、今見ている歩道橋の方だったことになります。 |
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B この先、鐘釣までの風景を色々とカメラに収めましたが、Web上にはもっと映りの良い画像が沢山紹介されていますので、ここではあまり被写体の対象にされないような画像を紹介します。 かつて切符に「命の保証はしない」と印刷されていた時代と違い、隧道も各所で吹き付け、巻き立て、拡幅、支保工などの手が加えられていました。 |
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C もちろん、岩盤むき出しの素掘り区間も健在です。 前のお子さん、危ないですね。・・・って人のこと言えませんが。 |
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D 軌道に沿って、この様な歩行者用隧道が欅平まで設置されているそうです。 トロッコ列車が運休する冬季、関電関係者はこの中を歩くのだとか・・・ ご苦労様です。 |
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E 今回はツアーなので鐘釣で折り返し。 ←ナロゲージのスケールが判ると思います。 |
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F 猫又で黒部川第二発電所へ向かう側線が分岐しています。 赤く塗られたフィーレンディール橋は山口文象氏(1902〜1978)デザインの目黒橋(旧猫又側線橋・昭和9年完成)で、土木学会選奨近代土木遺産になっています。 画面左に少しだけ写っている建物が、黒部川第二発電所です。 この黒部川第二発電所も含め、黒部川流域には多くの橋梁、ダム、発電所などが近代土木遺産に選ばれています。 |
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G 黒部峡谷鉄道本線と猫又側線の間、良く見るとシェルター歩道の天端部分が見えています。 本線の下を潜って本線歩道に連絡しているのでしょうか? |
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H 往路で見かけた40t級ダンプ、帰路で撮ることができました。 画面左端に同型ダンプの運転席へ登るハシゴが写っています。 ダンプ右の特殊車両は名称、用途ともに判りません。 この他、大型バックホー(ショベル)等の重機も駐車していました。 |
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I 出し平ダムです。 黒部トンネルの思い出にも書きましたが、管理人はかつてこのダムの一つ上流にある小屋平ダムの堤体天端に立ち、冷雨に打たれながら一日中ダム湖を見張るという悲しい体験があります。 |
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J こちらはダム建設によって水没してしまった獣(猿)道の代替橋。 この写真にも猿が3匹写っています。 この日は宇奈月まで戻って観光は終わり。 長野県側へ移動して宿泊しました。 |