【地山素材考】
トンネル堀り遊び用の地山素材について考えてみました。
こだわりとして、木材、プラスチック、金属など地山らしくない素材は対象外とします。
岩 石 |
・砂岩、泥岩(シルト岩、粘土岩)、凝灰岩(十和田石など)が堀り易そうです。 また、硬度の高い火成岩、変成岩類起源であっても一定の熱水作用や風化を受けた物であれば掘り易いと思います。 ・碧開性の有る石は、割れてしまうことがあります。 ・掘削道具は振動ドリル、タガネ、ハンマーなど。 ・完成後、風雨・日光に曝されても簡単には壊れません。 ・破砕帯の仕込みは難しそう。 ・再生はできません。 |
○ |
砂 |
・トンネル堀り遊びの原点とも言える素材ですが、適度な水分を含んだ状態でのみ掘削可能で、何らかの処理をしない限り、時間が経つと崩壊してしまいます。以上の理由で、一応ここでの評価は×とします。 ・色々な種類、粒径の砂が売られています。 ・掘削道具は砂遊び用のスコップ、スプーン、手など。 ・何度でも再生できます。 |
× |
土 |
・ひと口に土と言っても、 園芸、土木や地質で一般的に分類されている土から、地方や業種によって別名があったりして多種多様です。 ・トンネル堀り遊びに適しているのは粘土質と砂質が程よく混ざった土です。 ・すぐに使えるのは陶芸用粘土で、ここでも陶芸用粘土を使っています。 ・陶芸用粘土は細目、粗目と種類がありますので、目的に応じて選べます。 ・七輪に使われる珪藻土も良さそうですが、入手方法が判りません。 ・掘削道具は振動ドリル、普通のドリル、ノミ、彫刻刀など。 ・完成後、風雨に曝されると崩壊します。 ・破砕帯の仕込みが可能です。 ・土の扱いにある程度土慣れていれば、再生可能です。 |
◎ |
粘 土 |
・焼物用の粘土については前述しましたので省略します。 ・紙粘土、プラスチック粘土、油粘土は、ここでは対象外にしています。 |
△ |
石 膏 |
・彫刻用素材として知られています。 ・石膏を練る時の水加減で硬さが調節でき、優れ材と思いますがスラリーを流し込む型枠が必要になります。 ・スラリーや廃棄時の取り扱いに注意が必要です。 (水中でも固まる性質ですから、スラリーを排水管に流すと詰まってしまいます。) ・掘削道具は振動ドリル、普通のドリル、ノミ、彫刻刀、デザインナイフなど。 ・完成後、屋内であれば長く形を維持することができます。 ・破砕帯の仕込みは難しそう。 ・再生は困難です。 |
○ |
コンクリート |
・ホームセンターなどでコンクリート・ブロックやレンガを入手できますが、手頃なサイズの物はあまり見かけません。 ・掘削道具は振動ドリル、タガネ、ハンマーなど。 ・完成後、風雨・日光に曝されても簡単には壊れません。 ・破砕帯の仕込みは難しそう。 ・再生はできません。 |
△ |
食 品 |
・大人になっても、パン等を食べる時にトンネル堀りをしながら食べる方がいらっしゃいます。 ・楽しそうですが、食べ物で遊んではならないと躾けられました。 ・ここでは対象外です。 |
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